愛するみんなへ

アルバムが完成しました。のんびりしてる村田がかなりがんばって良いアルバムを作りました。
ビジネスでもなく、創造欲でもなく、地位も名前もなんでもなくて、ただただみんなへの感謝です。
それだけでアルバム、作りました。
村田が生きていて、いい音楽を作り出せるうちに、みんなが喜んでくれるものを贈りたいのです。
正直、この年まで音楽で生活ができるなんてミュージシャンになった時には思ってもいなかったことです。
自分にとって幸せな環境で暮らしていけるようにしてくれているのは、村田の音楽を聴いてくれて、ライブに足を運んでくれるみんながいてくれてこそです。
ライブの時に会ったみんなに「来てくれてありがとう」って当然のように言葉を出して手を握ります。
でもそんな言葉では自分の感謝はあらわせなくて、いつも大きなもどかしさを感じます。


だからこそアルバムを出すことが村田には必要でした。意味のあることでした。
だってアゲインのみんなを、ペーニャのみんなを、ライブで知り合ったみんなを本当に愛しているんです。
一人でいろいろな場所にライブに行って、初めて知り合った村田ファンも同じようにとてもいい人たちでした。
みんなが愛する人たちなんだ、ってわかりました。
だれだって愛している人たちの喜ぶ顔が見たかったら、ちょっとぐらいがんばるでしょ??


今、レコーディングに疲れた村田の心はライブでの違和感を感じています。
ペーニャ、アゲインとライブをして、まだ飛び出せない自分がいました。
それはレコーディングで自分の心をひとりぼっちにしていたせいです。
ひとりぼっちになるほどに、自分を追いやってレコーディングしていました。
だから急にみんなのいっぱいの愛の中に飛び出して行っても、心はとまどって、前のように心全開で今は歌えないのです。
でも村田の心はすぐに癒えます。心は傷ついたわけではないし、毎月みんなと会えるんだから、すぐに癒えます。
今年もこのアルバムを聞いて、みんなの喜ぶ顔が見れたら村田はうれしいなっ。
このアルバムがみんなへの感謝そのものです。
あいしてます、みんな、あいしてます。