東北に向けて

地震から10日も過ぎ、早2週間に近づいています。
東北をライブツアー中の村田は山形で地震と遭遇しました。
やっとのことで東京に戻った村田はテレビでの報道に最初は悲しみと絶望で涙が止まりませんでしたけど、
今は東北の人たちの出来事へのまっすぐな思いとみんなで助け合い支え合っていこうという気持ちに感動して泣いています。


むしろ買い占めに走る東京の人たちが忘れてしまっている素晴らしい物を持っていることに感動させられます。
その生き生きと生きて、静かに立ち上がって前へ進もうという気持ちがまぶしくさえ見えます。
東京の人たち、人を信じられない寂しい現実が現れています。
東京都知事のような信じがたい政治家や自分の利害を優先する企業のオーナーも正体が見えましたね。
東京にいるということが何だか東北の人たちに対して恥ずかしく感じられます。
村田は東北に向けてできることを考えて、実現させて行こうと思います。


東北ツアーの記録、実は毎日詳細につけていました。
ただそれをいつ出せばいいのか、タイミングがつかめませんでした。
どう書いたらいいのか、とても気を使っていたのです。
でも今日もう一度、それを見直して、東北へ触れた大切な記憶としてブログに載せます。


3月7日(月)福島 Area559
福島でライブをするのも降り立つのも「一本の音楽」を発表した1983年にギターの圭右と2人で東北をプロモーションライブで回って以来です。
寒いかもしれないな〜〜などと思いながら家を出たとたん、東京も雨が雪に変わってえらいことになってました。
で、福島に着いてみると東京となんら変わらず暖かく、んん〜〜拍子抜けです。
前日に滑りにくい靴(底にたくさんギザギザが着いてる)やつを買ったり、手袋はスキー用、念入りに靴に装着する鋲の着いた滑り止めまで買い込んでツアーに望みましたが、必要なしです。
村田なんか重い荷物をキャリーバッグに入れて運ぶのですが、雪国の人はどうやって運ぶんだろう?雪の中じゃ車輪がうまく回らないでしょう〜。
あれってキャリーバッグの底にとか、車輪に付けるソリなんてないのかなぁ。実用的じゃないのかな?


Area559はバンドのライブも十分出来るほどのステージの広さと音響設備でした。モニターもしっかりしていてとてもすばらしい環境です。
郡山でいつも村田のライブでギターを弾いてくれる佐藤くん、今回から参加のベースの川上くん、コーラスの藤沢さん、リハーサルでしっかりと打ち合わせをしました。


開場するといつも郡山で来てくれるみんなの顔も見れてなんだかすごく安心しました。
例によってほとんど初めての場所なので村田ヒストリー#1をお届けしました。今週のツアーはこのメニューがメインです。
時間にして2時間ちょっとをビッチリと新旧織り交ぜてお送りしましたけど、満足してもらえたかな〜??
そしてこれまた例によって次回のスケジュール、9月17日(土)福島Area559が決定しました!
次回までに村田ヒストリー#2東芝イヤーズを完成しておきまする〜〜w


3月8日(火)青森まんぶるず
初の青森新幹線。盛岡を過ぎて一時間ほどで青森に着くなんて早いぞ〜。青森は格段に近くなりました。きっとこれからミュージシャンもたくさん青森になだれ込むに違いありません。
青森に着く直前から吹雪いてる、吹雪いてる〜〜。来たぞ〜雪国!です。
でも青森に着いてみるとメインストリートには雪がないので移動も楽々、寒さもそれほどには感じないや〜。んん、ちょっと拍子抜けです。
「まんぶるず」はやりやすい大きさのお店でした。おなじみの東京アゲインの家族たちも来てくれてホーム感を出してくれます。
本当にありがとうです。


ライブもしっかりと2時間ほどやりました。昨日は少し話が長かったかもなので、コンパクトにしたつもり(?)です!!
青森のお客さんは音楽にも話にもしっかりと反応してくれてとてもいい感じでした。とても気持ちよくライブが出来ました。ありがとう!


ただ次回の青森のライブはまた別のお店を探して仕切り直しになりそうです!
来てくれた青森のみんな、お店は変わってしまうけれどぜひまた顔を見せてくださいネッ。必ず村田は9月に行きますからネッ。


3月9日(水)山形県川西町 ライブジャム
青森までは新幹線が来て便利になったとは思いましたけど、新幹線の着く「新青森」と実際の街「青森」(横浜と新横浜に似ているけど、実際は一駅なので乗っちゃえばすぐ)の間のアクセスの悪さは油断できません。
時刻表を調べると、山形までの新幹線は乗り継ぎが悪くて時間を食うので、仙台からローカル線(仙山線)に乗ると時間通りに着けそうです。
で、ちゃんと着けたかというと、宮城沖に少し大きな地震があって、結局盛岡でしばらく停車したため、仙台で乗り換えるも山形着は1時間遅れの到着でした〜〜。
んんん〜それもこれも旅だなぁ〜。でも仙台〜山形のローカル線の景色は最高でした。次もまた乗ろうっと・・・。


今日のライブ地は川西町ライブジャム。羽前小松という小さな駅からさらに山沿いに突然ホールが現れます。
立派な施設です。ライブハウスではなく普段は貸しホールとして利用されているそうです。
マスターというか、館長さんという感じの片倉さんがお客さんをたくさん集めてくれました。
ライブが始まると東京や大阪と同じようにみんなの顔が少しずつニッカニカになっていってくれて、とても楽しんでくれているのがよ〜〜くわかりました。
今まで聞いたこともないであろう村田の音楽と人間性を受け入れてもらえました。
またきっと、今度は暖かいときにお邪魔します〜〜!!


ライブ終了後、館長の片倉さんとゆっくりと話してみると、パワーと柔軟さを併せ持ったとても魅力的な人でした。実際には製造業の社長さんだそうですけど、どこにでも心が開けている人はいるものだな〜とすごくうれしくなりました。
サックスプレーヤーでもあるそうなので、次回またやらせていただけるときにはぜひ村田とセッションをしてもらおうと思ってます。


3月10日(木)酒田市 ブルースヒロ
川西町で夜から降り始めた雪は降りやまず、かんぜんに積もり始めていました。
雪国、キターーーーッ!です。一度山形に出て、車で酒田に送ってもらったのですが、途中の月山の峠がまたすごい吹雪で、今まで体験したことのない雪の嵐でした。恐るべし雪国。


酒田のブルースヒロ。マスターのヒロさんのとても和むキャラクターにすっかりリラックスできた村田はとても気持ちよくライブができました。
問題は集客だけです。村田の力が至らないだけなので、なんとか次の機会までにいろいろなツテを頼って、認知度を上げ、告知を広げたいと思いました。でも、スタッフのみんなは暖かくて頑張ろう!!って気になります。


ライブ終了後、酒田市でも酒田市民も驚くような雪が降り始めて、また現在積もり始めています。
んんん〜、なんか村田について回っているような気がするなぁ・・・・・なんかの前触れか〜(^o^)


以上です。その後のことは3月13日のブログに続いています。
がんばって、東北! 村田も一緒に生きていきます!